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聖地巡礼、そして岩手へ


最終日、山形から向かったのは宮城にある道の駅「大谷海岸」。ここは2022年11月11日に公開された新海誠監督最新作の映画「すずめの戸締まり」の聖地となった場所だ。帰りの新幹線の予約をとっていなかったこともあり、昼頃に帰る予定だったスケジュールを伸ばしてここまでやってきた。私は新海誠監督の作品が大好きで「君の名は。」の聖地になった岐阜まで、九州から旅行に行ったこともある。




聖地巡礼をするにあたって、場所を見にいくだけではもったいない。映画の登場人物が食べていたものを食べるというのも醍醐味だ。自分がそのとき何を食べたいかなどは完全に無視してメニューを選ぶ。今回は「海鮮ラーメン」と「ソフトクリーム」をいただいた。映画のポスターが掲示してあり、現地は盛り上がっている様子。アニメツーリズムがもたらす地方創生の可能性は無限大だと思う。





この道の駅には展望台のような場所があり、海を眺めながら食事をとることができる。ちなみに私は、北海道に1年間住んでいたことがあり、道内にある全ての道の駅を巡ったことがある。当時の道の駅は全部で127駅あり、約3ヶ月で制覇した。地方公務員として働いていたときには道の駅の担当もしていた。そんな私が見てもここは、駐車場への入り口がわかりやすく、景色がよく、建物も綺麗で、売店の内容が豊富で素晴らしい道の駅だった。




道の駅のすぐそばには、大きな海岸があった。忘れてはいけないのは、ここは宮城の気仙沼市だということ。この海が牙を剥き、人々に向かって襲ってきたという過去があるということ。私にとっては綺麗な景色であっても、綺麗な景色だと思えない方も必ずいるということだ。私はこの海を見て、今回の旅行で最後に行きたい場所を思いついた。




最後に向かったのは、岩手の陸前高田市にある東日本大震災津波伝承館(通称:いわてTSUNAMIメモリアル)だ。この場所には1度訪れたことがあるのだが、友人は初めてだというのでぜひ行きたいと思った。ここでは当時の映像や被災した実際の物など、震災に関する様々なものを見ることができる。当時九州にいた私にとっても、日本人としてもこのように目で見て耳で聞いて感じることは非常に大切なことだと思う。新幹線の最終便に間に合わなくなるので、長く滞在することはできなかったが有意義な時間を過ごせた。そして素敵な2泊3日の時間を過ごすことができた。

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